指導者インタビュー

ダニサラバは販売当初から基幹剤として使用してきました。

JAごしょつがる 野菜果実課 / 宮崎 浩美 さん

当JAではりんごを栽培しております。代表的な品種は『ふじ』ですが、最近人気の『とき』はこの管内で交配育成された品種です。
ダニサラバは販売当初から基幹剤として使用してきました。
今ではダニサラバの効果が出るまで時間がかかるという特長を農家の方は理解してもらえるようになりましたが、発売当初はその特長を理解していただくのに苦労しました。
ダニサラバを散布して3日後にハダニが残っているので、すぐに他のダニ剤を散布してしまうこともありました。そこで、講習会ではダニサラバの遅効性である特長を説明することにしました。そうすることでダニサラバの特長を理解してもらって、安心して使用してもらっています。
ダニ剤については毎年使用する剤を変えるローテーション散布を指導しています。ダニサラバは薬害もなく、安心して使用できることもいいですね。
最近農家さんとの講習会で話題に上がるのが、カブリダニのことです。
りんごの葉を持ってこられて、『ダニいたから、見てくれ』と言われて葉を見ると、そこにはダニではなくカブリダニがいるのです。ダニサラバを使うようになって、カブリダニが増えたように感じます。同じダニ剤でもハダニと一緒にカブリダニまで殺すものから、ダニサラバのようにカブリダニに影響がないものまであるのだとわかりました。

今、ダニ剤として求めているのは、速効性よりも残効性です。最近の農薬は効果が現れるまで時間がかかるものが多くなってきたので、農家さんもそのような剤に慣れてきたのかもしれません。

これからのダニ剤として求めるのはやはり安定した効果です。ダニサラバも長く使用できるように指導していきたいと思いますが、新しいダニ剤を是非開発してもらいたいです。

最もよかったことは、カブリダニの発生が多くみられるようになったことです。

JA津軽みらい 石川基幹 支所 / 二川原 丈 さん

当JA管内ではりんごを約400~500ha栽培しています。主要品種はふじですが、最近は『こみつ』が人気になっています。『こうとく』という古い品種ですが、小玉であることから評価されていなかったのですが、究極の蜜入りりんごとして評価されています。

ダニサラバフロアブルは7月上旬から中旬の使用を指導しています。
ダニサラバを使用して最もよかったことは、カブリダニの発生が多くみられるようになったことです。
今までのハダニ防除は年2回の使用でしたが、ダニサラバを使用するようになって、年1回の防除ですむようになりました。ダニサラバを使用して2年目からカブリダニの発生が多くみられて、これによってハダニの発生が遅くなり、8月頃に1回散布するだけでよくなりました。ハダニ剤の散布が1回になることで、薬剤コストが低減したことはよかったことです。

ダニサラバを使用した園地でハダニが発生しているとの話があって、園地に伺ってみるとハダニでなくカブリダニがいたこともありました。このカブリダニを大事にしなくてはいけないよと説明ができました。ダニサラバを使用することで、カブリダニがハダニ防除に重要だということがわかりました。

ダニサラバになって、ハダニ防除は楽になりましたが、抵抗性が発達するのが怖いので、昨年、一昨年は別の剤に変えて、今年はダニサラバを指導することになっています。別の剤ではダニサラバのときほどカブリダニの発生がみられませんでした。

発売当初はダニサラバの使用方法で苦労しました。ダニサラバのように効果の完成までに時間を要するダニ剤はなく、それまでのハダニ防除はハダニが見えてから防除していましたが、ダニサラバは事前に散布するというタイプの剤でしたので、使用方法の指導には苦労しました。農家はハダニがいると心配して次の剤を散布したがりますが、ダニサラバの特性を説明して1週間たてば大丈夫だよと説明して、実際にハダニが激減することで理解してもらいました。
2年目からはダニサラバの特性と使用方法を説明し、早めに散布するように指導をしてからは、問題がなくなりました。今では農家は速効性よりも残効性を重要にしています。
今後のハダニ防除で心配なのは、ダニサラバが効かなくなることです。ローテーションをする剤があまりないことが懸念されます。

今後もダニサラバを長く使用していきたいと思っています。ダニサラバの寿命を長くする対策がありましたら、是非教えてもらいたいです。

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基幹防除剤としてダニサラバの使用を指導しています。

JA八戸 西部営農センター / 山辺 さん

当JA管内では果樹ではリンゴ約1350haの他に、オウトウを約400ha栽培しています。私自身はリンゴの栽培指導が主な仕事ですが、りんごを含めた果樹全般の指導を行っています。

ダニサラバフロアブルに関しては発売当初から殺ダニ剤の基幹防除剤として、リンゴでは24年まで「7月上旬」25年から「8月中旬」の使用を指導しています。また、他の果樹での使用を指導したく考えております。

リンゴではハダニ類の基幹防除時期を「6月下旬から7月初旬」と「8月中旬」の2回としていますが、近年8月以降残暑が続く傾向があるためダニサラバの一つの特長である‘長い残効’を生かし、「8月中旬」に使用することにしました。

ダニサラバを初めて指導した時のことですが、‘効果の完成までに時間を要する’ことを如何に農家にうまく伝えるかで苦労したことが思い出されます。この特性に関してはメーカーから事前に聞いてはいたのですが、予想以上に‘ゆっくり’だったため、指導に苦労しました。ですが使用回数を重ねるごとに生産者の使用方法が上手くなり、より効果を発揮するようになりました。私自身もここまで効果を発揮するとは思いませんでした。

これは県民性かもしれませんが、今までは殆どの農家が‘早く効く’薬剤を好んで使用する傾向にあり、本剤の様な特性を理解してもらうのにも‘時間を要する’状況でした。でも、やはり最後は「安定した効果が一番!」と、その良さを理解したとたんにダニサラバばかりを使いたがるようになり、逆に今は少し困っています。

他県の指導者の方々も同じ悩みを持っていると思いますが、概して農家は‘効く薬剤’ばかりを使いたがる傾向にあります。指導する側としては抵抗性の発達を防ぎ、その薬剤を少しでも長く使い続けられるよう、色々な系統の薬剤の「ローテーション散布」を指導するのですが、なかなか言うことを聞いてくれない方もおられます。

ダニサラバに関しては発売以来お世話になってきました。これからも末永くダニサラバを使い続けられるよう、うまく指導して行きたいと考えています。

梨でも試験を実施し今後の使用に向けて検討しております。

JA八戸 指導課 / 工藤 史法 さん

当JA管内では果樹ではリンゴ約1350haの他に、オウトウを約400ha栽培しています。私自身は特産果樹の栽培指導が主な仕事ですが、りんごを含めた果樹全般の指導を行っています。

ダニサラバフロアブルに関しては発売当初から殺ダニ剤の基幹防除剤として、リンゴでは「8月中旬」の使用を指導しています。また、今年梨でも試験を実施し今後の使用に向けて検討しております。リンゴでは基幹防除の殺ダニ剤として重宝しています。

リンゴではハダニ類の基幹防除時期を「6月下旬から7月初旬」と「8月中旬」の2回としていますが、近年8月以降残暑が続く傾向があるためダニサラバの一つの特長である‘長い残効’を生かし、「8月中旬」に使用することにしました。

ダニサラバを初めて指導した時のことですが、‘効果の完成までに時間を要する’ことを如何に農家にうまく伝えるかで苦労したことが思い出されます。この特性に関してはメーカーから事前に聞いてはいたのですが、予想以上に‘ゆっくり’だったため、慌てて散布タイミングをワンテンポ早めるように、指導を徹底しました。

これは県民性かもしれませんが、今までは殆どの農家が‘早く効く’薬剤を好んで使用する傾向にあり、本剤の様な特性を理解してもらうのにも‘時間を要する’状況でした。でも、やはり最後は「安定した効果が一番!」と、その良さを理解したとたんにダニサラバばかりを使いたがるようになり、逆に今は少し困っています。

他県の指導者の方々も同じ悩みを持っていると思いますが、概して農家は‘効く薬剤’ばかりを使いたがる傾向にあります。指導する側としては抵抗性の発達を防ぎ、その薬剤を少しでも長く使い続けられるよう、色々な系統の薬剤の「ローテーション散布」を指導するのですが、なかなか言うことを聞いてくれない方もおられます。

ダニサラバに関しては発売以来5年間お世話になってきました。殺ダニ剤に関してはなかなか新規剤の開発の歩みが遅いことから、これからも末永くダニサラバを使い続けられるよう、うまく指導して行きたいと考えています。研究開発は大変だとは思いますが、農薬メーカーにはどんどん新剤を開発してほしいと期待しています。

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私の担当地区でのダニ剤の切り札

JA佐久浅間 さく南部営農センター / 大工原 嘉幸 さん

当JA管内では果樹ではリンゴが約220haの他に、プルーンを約50ha、その他、オウトウ等の栽培をしています。私自身はリンゴ・プルーンの栽培指導が中心ですが、果樹全般の指導を行っています。
現在、プルーンでは長野県育成品種の導入に力を入れており、ここ数年、栽培面積は少しずつ増加傾向にあります。

ダニサラバフロアブルに関しては、2年程前からリンゴ・プルーンに使用出来るダニ剤ということで防除暦に採用しました。リンゴでの使用時期としては、ダニの密度がもっとも多いとされる8月上旬とし、プルーンにおいては7月下旬の使用を指導しており、私の担当地区でのダニ剤の切り札となっております。
ダニサラバについては特長の一つである、残効性の長さが有難く、同時に収穫前日まで使えることと、ダニの全ての成育ステージに活性があることが使いやすさの決め手となっております。ダニサラバは、今年で使用3年目になりますが、既存のダニ剤とのローテーション防除をしつつ、ダニ剤の決め手として、今後も指導していきたいと考えます。また、メーカーには今後もさらなる新規剤の開発を期待しております。

ダニサラバは今年で3回目の使用となりました。

JAみなみ信州 / 吉川 幸雄 さん

JA管内では、主にりんご、なしを栽培しています。他に市田柿で有名な柿の産地でもあります。

ダニサラバフロアブルは基幹防除剤として、りんごは7月中・下旬、なしは7月中旬での使用を指導しています。
当JA管内では、ダニ剤の基幹防除剤はダニの抵抗性回避の為、隔年ローテーションを行っており近年ではダニゲッターとともに隔年での使用を指導しています。

ダニサラバ導入時は遅効性のため、農家への指導に苦労した事もあります。

ダニサラバは今年で3回目の使用となりました。

ダニ剤の新規剤の開発は遅いので、ダニサラバを長く使い続けられるように指導していきたいと思います。

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